管理人より

ごあいさつ

 【信州の山里・奈川から】をご覧になっていただきまして、ありがとうございます。このサイトは関西出身の奈川人*奥原 真紀子*が管理しています。 松本市奈川地区は平成17年春に松本市と合併するまでで南安曇郡奈川村でした。合併によって20万人の人口をかかえる松本市の1地区になってしまった人口1000人の我々奈川地区住民は、行政や国が考える「松本市民の標準像」には当てはまらないに違いなく、だからこそ今まではすべてを役場任せだった地区の体質を、地区住民自身が知恵を絞って考えて奈川地区の未来図を描いていくように、地区の自立をかけて難しく苦しい問題にもぶちあたっています。

自立した奈川へ

 特に野麦峠スキー場存続問題にあたっては思うところもいろいろありますが、それでも地区住民ももっと団結して自ら奈川地区の将来を真剣に模索する必要があると感じています。

自然のリズムに寄りそった暮らし

 それ以外にも問題は色々ありますが、それでも自然のリズムに寄り添った暮らしが残っているこの地区には色んな可能性があると思っています。「奈川には何もない」と他所の人は、もしかしたら地区住民も思っている人がいるかもしれません。確かにおしゃれなお店も大規模なイベントもありませんが、地に足ついた誠実な人の営みがここにはあります。


奈川だからできること

 わずらわしいことが何一つない、とは言いませんが、物騒なことが増えたきた世の中で、ここではまだまだコミュニティーの結束があり安心な暮らしができることをありがたいことだと思っています。最初は、ひょんな縁から始まった奈川での生活でした。当初は言葉も違う、食べ物も違う、今までの常識(だと思っていたこと)も通用しない・・・と慣れないことずくめでしたが、自ら望んだ「奈川移住」という過程を大事にして、ここに暮らすから出来る事にこだわって暮らしてきました。そんな中で見つけた奈川の魅力が、ちょっとでも皆さんに伝わったらならうれしいなって思います。


最後に

 今では、これまた縁があって奈川人の嫁となり、冠婚葬祭に地区のつき合いに・・・と更にディープな奈川ライフをおくっています。また、子どもも誕生し、自然豊かな奈川で子育てできることをうれしく思っています。子どもたちは、おたまじゃくしやイモリを飼ったり、畑に遊びに行ったり、田植えや稲刈りを手伝ったり、元気でたくましく育っていてうれしい限りです。人を信頼できる、安全な食べ物が手に入る、命に触れ合いながら成長できる、自然の循環の中で生活できる...そんな当たり前の暮らしが奈川の底力だと思っています。