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「県営烏川渓谷緑地」公園の不思議

 自然を守り、活かしながら利用することをめざすしている「県営烏川渓谷緑地」公園、そのために整備されつくられたものは、立派だったり、人や環境に配慮したりしていますが、ちょっと考えてみると、不思議だな、おかしいなと思うことが、たくさんあります。自然を守り、活かすための公園なんて・・・ウソ?



小動物調査の不思議

森の中に、ビニールテープで囲まれた場所がありました。近寄ってみると、「小動物の調査中です。手をふれないでください」との張り紙。学問的な研究のためかと思ったら、長野県豊科建設事務所とあり、公園造成のための調査とわかりました。近くでリスを見かけましたが、もしここに工事の重機が入り、公園施設が出来、人が大勢来たら、その動物たちはどうなるのでしょう。自然を守ると言っているのに、不思議です




道路拡張の不思議

左の年輪の写真は切り倒されたばかりの赤松の切り株のもの。道路を拡張し、大型バスが通りやすいための道路にするのでしょう。ちょっと先には2車線で歩道付きの道路が完成していました。
拡張工事は、木を切り倒し、切った木を運び出し、根っこを掘り、もともとあった下の道路と同じ高さにするため土を運び出しているようです。壁面を土手にするため、伐採面積も広くなります。切り倒される木の樹齢は約100年。自然を守ると言っているのに、不思議です





豊かな自然の中に都市型公園の不思議

芝生の植えられた広場を見たとき、なぜか新宿御苑を思い浮かべてしまいました。造形的には美しいかもしれない、お弁当を広げるには良いかもしれない。しかし、芝生はここに相応しいのだろうか。なぜ、こんな山の中に都市型公園なのだろう、不思議です



自然の中にビオトープの不思議
「ビオトープは生物が生息する場所(環境)のことです。これは生物が自分の力で食物または栄養をとり代謝し、子供を生み育て「種」を維持していくことが保証されている空間または環境をいいます」と、看板に書いてあります。これが例えば都会のビルの谷間にあるのならわかります。しかし、こんな豊かな自然の中に必要とは思えません。
聞くところに寄ると、吉村県政時の長野県はホントはここにバーベキュー広場をつくりたかったのだそうです。「県営烏川渓谷緑地」検討委員のメンバーが反対、なんとか環境に負荷をかけない物にしなくては説得し、ビオトープにさせたとか。ここに何かをつくらないといけないから、つくらざるを得なかったビオトープの不思議。




人工せせらぎの不思議


人工のせせらぎ


天然の、烏川渓谷のせせらぎ
芝生広場の中に人工のせせらぎ。その20メートルほど横には、本物の烏川渓谷のせせらぎが。ここは緩やかな流れの場所で、子供達はもちろんこちらの天然せせらぎで水遊び。
天然せせらぎの横に人工せせらぎをつくった不思議



来園者の命を守る砂防工事の不思議

芝生公園の横を流れ烏川渓谷に流れ込む、支流の小野沢。この沢沿いに上っていくと大がかりな砂防工事中でした。芝生公園のあたりはもともと砂の堆積地で、実は数年前に大雨で小野沢が溢れ、造成したビオトープや人工せせらぎが埋まってしまったのだそうです。吉村県政時の長野県は「これでは来園者の命が守れない」とし、そのために小野沢上流に砂防工事と、いくつかの砂防ダムも計画しました。しかし、小野沢の上流や下流は元々人家はないところ、堆砂地にあえて公園など造らなければ、砂防工事も砂防ダムも必要なかったはずです。
また、公園利用者が事故にあった場合の責任回避のための警告システムとして、電光掲示板やサイレンの設置の計画もあるそうで、そんな物が必要な場所に都市型公園を造ること自体が間違いのはず。公園を造っては行けない場所に公園を造り、来園者の命を守ると言って砂防工事をすることの不思議



いくつかの不思議を考えてみたとき、「県営烏川渓谷緑地」は何のために計画された公園か、わかってきます。
「自然を守る、自然を活かしながら利用する」という名目で、自然を壊しています。また、それだけではありません。自然や人のための公園造成と言いながら、多くの税金を消費するのが目的の土木工事が行われているのです。

また、公園のいろいろな施設を見たときに、税金を沢山使うことが目的なのではと思えるものがたくさんあります。環境に配慮、景観に配慮、来園者に配慮、しかしそれは税金を使うための配慮のように思えてきます。




いったいいくらかかったの?

豪華なトイレの建物、外観も環境を配慮した木と石の造り。障害者用のトイレは必要だとしても、とにかく大きくて広い造り。その割にはトイレの数は少ない。利用人数はそれほど見込んでいないと言うことでしょう。中は棚や暖房便座、ウォシュレットも完備の豪華さ。トイレが綺麗なのは嬉しいことだけれども、ここまで必要なの?トイレ設備の建設費はいったいいくら?電気代もかかりそうです。


このりっぱな橋はいったいいくらかかったの?手すりは景観に配慮してか木製。

景観に配慮した美しい吊り橋。やはり、いくらかかったのでしょう。

公園中を小石をコンクリートで固めた散策路があります。1mあたりの建設費は?

見栄えの良い林間駐車場。でも、止められる車は数台。そのためいくらかかった?
烏川渓谷をのぞいたり、近くを歩くための木道や木の手すり。これがなくても川を見られる場所はあるのに、いったいいくらかかった?メンテナンスにも費用がかかりそうです。

道しるべの看板や、注意のための看板があちこちに。確かに見かけは良いのですが、こんな看板ひとつでも、思ったよりお金はかかっていそうです。いったいいくら?

木陰にこんなに立派な屋根のついたベンチは必要なのでしょうか。ベンチはいくつか有りました。ひとついくら? 管理棟横においてあったベンチ。しっかりした立派なもの。あれ、足に鎖?盗まれてはいけないほどのお値段?

豊科建設事務所に問い合わせ、それぞれ値段を聞いてみました。
驚く結果が!!--->公園内施設の建設費にびっくり!のページへ



県土木部が自然保護の工事をすることの不思議

自然保護のためなら、環境・自然保護の部署や林務部が行うべきのページへ

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