焼酎の語源
芋焼酎 | 原料のサツマイモの風味をしっかり生かしたふっくらと柔らかな香り。 芋焼酎に使うさつま芋の皮の色は一般的にイメージされる薄紫ではなく、ジャガイモより更に白っぽい色をしています。澱粉含有量も普通の芋より多い種類が使われています。 数ある焼酎の中でも、芋焼酎は独特のまろやかな香りがありますが、さつまいもそのものが持つ芳香であり、蒸留後もその風味が残されてお湯割りや水割りにしても水っぽさを感じません。その特性が芋焼酎の人気のひとつでもあるでしょう。特に栗黄金芋を原料に作られた焼酎は、単なる芋焼酎を越えた馥郁とした香りをもち希少価値の逸品となっています。 甘みと共に、ソフトな口当たりが特徴です。 代表的産地:鹿児島県・宮崎県・東京都伊豆諸島 |
麦焼酎 | 香ばしい麦の香り。後口にも香ばしい香りがやわらかく残ります。 代表的産地:長崎県・大分県・九州全県 |
米焼酎 | 原料の米を生かした丸みと甘みからくる濃厚な味わい。 代表的産地:熊本県 |
黒糖焼酎 | キャラメルを思わせる独特の甘い香り。ラム酒の様な芳香とまろやかな甘味。 酒税法により奄美諸島でしか製造が認められていない。 代表的産地:奄美諸島限定 |
そば焼酎 | 他の焼酎に比べクセが少ない、ソフトな味わいが魅力。 代表的産地:宮崎県・長野県・北海道 |
泡盛 | 全麹仕込みと熟成からくる芳醇で円やかな香りと深いコクが特徴。 代表的産地:沖縄県 |
※酒粕が原料の粕とり焼酎や栗、昆布、じゃがいも、山芋、しそ、人参、牛乳などの個性派焼酎もあります。
日本では焼酎に限らず、液体や穀物類の体積を量る場合「石」という単位を用いることが、今でも普通に行われています。
明治時代に一石は約180リットルと定められ、以下のようになっています。
1石=10斗=100升=1000合=180リットル ※1合は180ミリリットル
甲類焼酎 | アルコール含有物を連続式蒸留機で蒸留したもので、アルコール36度未満。 ほぼ無味無臭なのでサワーのように炭酸水や果汁で割るのに適している。 |
乙類焼酎 | アルコール含有物を単式蒸留機で蒸留したもので、アルコール45度以下。 蒸留機の構造が単純なため、香味成分が溶け込みやすく、それぞれの原料、製造方法特有の風味をもつ。一般的に本格焼酎と言われる。 |
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